京都市役所|過去問まとめ

本ページでは、京都市職員採用試験の過去問・例題情報(論文・作文)をまとめています。

択一試験の例題

択一試験の例題は、下記リンクからご覧いただけます。

京都市|択一式試験問題例題


論文・作文試験の過去問

以下に、京都市職員採用試験の論文・作文試験の過去問を年度・区分別に整理します。

上級 Ⅰ(京都方式)

  • 問題形式:作文
  • 試験時間:60分
  • 文字数:900字以内

論文の出題予想テーマ

一般事務職(行政)

2024(令和6)年度

設問について 、 あなたの考えを900字以内で述べてください。
近年、日本では核家族化や単独世帯の増加、非正規雇用の拡大など、家族形態や雇用形態の変化等により、地域課題の複雑化、多様化が進んでいます。人口構造の変化や地域社会における関係の希薄化等により、さまざまな分野における担い手不足やまちの活力の低下などが顕在化しています。京都市では、 長い歴史の中で培われた 住民自治の伝統のもと、地域の子どもは地域が育てる、自分たちのまちは自分たちで守るといった地域力・人間力が文化として根付いており、自治会・町内会、学区自治連合会など各種 市民 団体が中心となり、 地域の 交流行事や安心・安全などのさまざまな活動が行われています。しかしながら、京都市においても、大規模災害の頻発、 少子化・高齢化、 子どもの安心・安全の確保、外国籍市民の増加などの市民生活の変化といった多様化する社会的課題に加えて、人口減少等による地域活力の低下が懸念される状況となっています。今後、 地域コミュニティの力を維持・向上させ、京都の魅力を更に高め 、 住み続けたい、働きたい、活躍したいと人々から選ばれるまちづくりを 推進する 必要があります。

(設問)
地域のつながりの希薄化によって、どのような 課題が生じると考えますか。あなたのこれまでの経験や学びを踏まえ、京都市職員として 、 課題の 解消に向けた効果的な施策を提案してください。

・秋季枠
設問について、以下の文章を読み、解答してください。
京都は、千年を超える悠久の歴史の中で、文化芸術、自然、学問、食、産業、人々の暮らしなど、多様な魅力を磨き上げ、継承・発展させてきました。その魅力に触れようと、毎年、多くの観光客が国内外から訪れています。観光は幅広い産業と関連し、京都の経済や雇用、地域固有の文化の継承、そしてまちづくりに大きな役割を果たしています。一方で、近年、外国人観光客の急増に伴い、一部観光地の混雑やマナー問題といった課題が、市民生活に影響を及ぼしています。
京都市は、観光客が集中する時期・時間・場所の分散化や、観光マナーの啓発などに取り組んでいますが、今後、市民生活と観光の調和を図りながら、より質の高い観光・満足度の高い観光を目指していくことが重要です。

(設問)
市民、観光客、事業者の三者にとって満足度の高い「持続可能な観光」を確立するためには、今後、どのような取組が効果的だと考えますか。あなたのこれまでの経験や、これまで学んだ知識に基づき、京都市職員として、1 つの提案書を作成してください。

2023(令和5)年度

設問1、設問2についてあなたの考えを述べてください。ただし、解答は、合わせて900字以内とします。

京都市は、地球の平均気温の上昇を1.5℃以下に抑え、2050年の京都の姿として「将来の世代が夢を描ける豊かな京都」を実現するため、二酸化炭素を排出しない社会・経済活動への転換と併せて、脱炭素が生活の質の向上や豊かさにつながる、持続可能なライフスタイルへの転換を目指しています。令和4年10月には、将来の京都を担う若者を中心とする市民、事業者及び学識者等で構成する『京都発脱炭素ライフスタイル推進チーム~2050京創ミーティング~』での議論を踏まえ、市民が共有すべき指針を定めた京都発脱炭素ライフスタイルのビジョン等を策定しました。

<京都発脱炭素ライフスタイルのビジョン等の概要>

  1. 現状と課題
    CO2を中心とする温室効果ガスによる地球温暖化の影響で世界の平均気温は、100年間で0.75℃上昇しており、このままでは、21世紀末までに最高4.6℃上がる可能性があると言われています。2020年度の京都市全体のエネルギー消費量は、ピーク時から約30%減となった一方で、家庭部門のエネルギー消費量は横ばいとなっており、減少していないことが課題となっています。
    <参考>京都市のエネルギー消費量の推移
    ※ 資料なし
  2. ビジョン
    京都の自然と共生する文化やしまつのこころ(注1)を礎に自分らしい持続可能な暮らしの選択で実現するカーボンニュートラル(注2)で豊かな社会
    (注1)ものを最後まで大切にするなど、節度のある生活態度やその心
    (注2)温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること
    • <ていねいな暮らし(消費行動)>
      必要で長く使える「ほんまもん」を愛し、モノのストーリーを大切にする、心地よい暮らし
    • <スマートな暮らし(住まい)>
      テクノロジーと京都の知恵に支えられた高効率で快適な暮らし
    • <結う暮らし(つながり)>
      自然に感謝し、地域や世代間でつながることで安心と豊かさがある暮らし
  3. 2030年までの目標及び指標
    • 1世帯当たりCO2排出量 39.1%削減(2020年度比)
    • 1世帯当たりエネルギー消費量 25.8%削減(2020年度比)
  4. 2030年までに市民が実践するアクションリスト
    ※ 資料なし

(設問1)
あなたが京都市職員として、2030年までの目標及び指標を達成するためには、どのような取組が効果的であると考えますか。以下の「テーマ一覧」からテーマを1つ選び、上記「2 ビジョン」及び「4 2030年までに市民が実践するアクションリスト」に基づき、具体的な仕掛け(プロジェクト)を提案してください。※選んだテーマは試験用紙の課題欄に記入してください。
テーマ一覧:消費行動、住まい、つながり

(設問2)
設問1の仕掛け(プロジェクト)を進めるうえで、あなたの強みをどのように活かせると考えますか。具体的に述べてください。

2022(令和4)年度

設問1、設問2についてあなたの考えを述べてください。ただし、解答は、合わせて900字以内とします。

京都市は「人と企業に選ばれる好循環都市の実現」のために、令和4年度「都市の成長戦略」を定め、その具体的アクションとして、次の「7つのリーディング・チャレンジ」に取り組んでいます。

<「都市の成長戦略」の7つのリーディング・チャレンジ>

  1. 京都の求心力を受け止める空間づくりプロジェクト
  2. 京都アート・エコシステム実現プロジェクト
  3. 「持続可能な京都観光」推進プロジェクト
  4. ESG投融資を呼び込むプロジェクト
  5. 「木の文化都市・京都」として人や投資を呼び込むプロジェクト
  6. 京都市の特性・強みを活かした、公民連携による企業誘致プロジェクト
  7. 京都デジタル文化・経済圏創出プロジェクト

この中の1つに「6.京都市の特性・強みを活かした、公民連携による企業誘致プロジェクト」があります。このプロジェクトは、担税力強化、ひいては京都経済の活性化を図るため、本市の特性・強み(※)を活かし、多様な民間活力とも連携しながら、産業界の動向や企業立地ニーズの把握・分析・研究を行い、ターゲットを意識した企業誘致(市外企業の誘致及び地域企業の事業拡大)を展開するものです。また、それを支える企業誘致に特化した専門チームを設置し、東京圏はもとより、世界を視野に入れ、京都の求心力を受け止める空間づくりプロジェクトにより創出されたスペースに企業を誘致しようとしています。(※)ビジネス拠点としての本市の特性・強みの例

  1. 歴史と文化に彩られた京都ブランド
    芸術や伝統、歴史的な街並み景観等の有形無形の文化が育まれ、学識経験者、外国人等が移り住み、多様な人が集まっています。
  2. イノベーションを生み出す源泉(人材の宝庫・知の集積地)
    38の大学・短期大学があり、大学立地数及び市内で学ぶ学生数の割合は政令市の中でトップです。また、公的な産業支援機関や研究施設も立地しています。
  3. 職住近接のコンパクトシティ(暮らしやすいまち)
    京都市内は、職と住が近接しており、多くの人が徒歩や自転車で通勤しています。市バス・市営地下鉄・JR・私鉄の公共交通も充実しています。また、歴史的な町並みや老舗、個性豊かな喫茶店や個人商店、山・川や緑にも触れられる環境の豊かさも徒歩圏内に立地しています。
  4. ビジネス視点での豊富な京都ロケーション
    京都駅周辺(京都の玄関口)、四条烏丸~烏丸御池周辺(京都の中心となるオフィス街)、京都リサーチパーク地区(産学公連携や新産業創出の拠点)、桂イノベーションパーク地区(産学連携の知的産業創造拠点)、らくなん進都(高度集積地区。最先端のものづくり産業が集積する拠点)、伏見・横大路地区(工業地域など大規模な産業用地エリア)など、地域特性があります。
  5. 良好なアクセス・災害の少ない街
    市内には、JR、私鉄各線のネットワークが整っており、大阪や神戸などの周辺都市へのアクセスが良好なほか、京都駅には東海道新幹線の全列車が停車し、東京圏にも日帰りで往来できます。また、大規模地震の発生確率は低く、臨海部もないため、津波被害の想定はありません(地震調査研究推進本部(文科省)による調査)。
  6. 充実した企業立地支援制度
    市内へ本社、生産拠点、研究所、オフィス等を立地する企業に対して、補助金による資金面の支援のほか、現地見学等のサポート、用地や人材の確保に向けた支援など、ハードからソフトまで様々な支援を行っています。

(設問1)
前述の「企業誘致プロジェクト」において、あなたが専門チームの担当ならどの業種の企業誘致を計画し、京都の強みをどのように活かしますか。業種は下記の選択肢の中から選び述べてください。
※選んだ業種は試験用紙の課題欄に記入してください。(複数選択可)

(選択肢一覧)
・農業、林業
・情報通信業
・金融業、保険業
・宿泊業、飲食サービス業
・医療、福祉
・建設業
・卸売業、小売業
・不動産業、物品賃貸業
・娯楽業
・製造業
・サービス業
・学術研究、専門技術サービス業
・教育、学習支援業

(設問2)
あなたが京都市職員だったとして、設問1の計画を進めるうえで、組織の中でこれまで身に付けた経験・能力・知識をどのように活かせると考えますか。具体的に述べてください。

2021(令和3)年度

(設問1)
京都市が積極的にICTを活用するのが望ましいと考えられる分野は何ですか。以下の分を読んだうえで下枠から1つ分野を選び、解答用紙の「課題」欄に記入してください。また、その分野であなたが推進したい取組を述べてください。

デジタル社会の形成に関する施策を迅速かつ重点的に推進するため、内閣にデジタル庁が令和3年9月1日に設置される予定です。京都市においても国や他都市の動向も踏まえつつ、人に優しいデジタル化の取組を全庁的に進め、市民サービスの向上や行政の効率化などを図るため、今年度から総合企画局に「デジタル化戦略室」を設置しました。そこで、今後ますます重要になってくるのがICTの浸透によって人々の生活をあらゆる面でよりよい方向に変化させるデジタルトランスフォーメーション(※1)の推進です。また、AI、ロボット、ビッグデータなど近年急速に進展している第4次産業革命のイノベーションを取り入れ、経済発展と社会的課題の解決を両立するSociety5.0(※2)の実現や生産性の向上、働き方改革等を推進していくことも必要です。

※1 …「デジタルトランスフォーメーション」
進化したデジタル技術が浸透・普及することで、人々の生活をあらゆる面でより良いものに変革していくこと。

※2 …「Society5.0」
AIやIoT、ロボット、ビッグデータなどの革新技術をあらゆる産業や社会に取り入れることにより実現する新たな未来社会の姿。

(いずれか1つ分野を選択)
市民サービスの向上、文化の振興、産業の成長促進、防災・減災力の向上、地域コミュニティの活性化

(設問2)
行政が新規事業を実施する際、立場の違いから反対意見や否定的な意見が出てくることが予想されます。その時にあなたがどのように乗り越えていくか、あなた自身の経験を踏まえて述べてください。

2020(令和2)年度

本市では、平成15年に政令市初の「市民参加推進条例」を制定するなど、全国に先駆けて、市民参加を基本原則として市政運営を行っています。昨今、新型コロナウイルス感染症の拡大により、市民生活や経済活動に甚大な影響が生じており、本市でもこの状況への対応が求められているところです。このような新たな課題に対応していくためには、異なった立場や分野の人々が課題を共有し、新たな行動を生み続けていくこと、そして、そうした行動を持続可能に支援し合える関係を築くことが必要となります。本年5月に、“みんなごと”のまちづくり推進事業「まちづくり・お宝バンク(※)」の特定テーマとして、「新型コロナによる危機や課題に対応する取組提案」の募集を開始しました。この提案を市民と広く共有するとともに、連携の輪を拡げることにより、新型コロナウイルス感染症の影響による厳しい社会情勢を乗り越えていくことを目指しています。

※「まちづくり・お宝バンク」について
京都のまちの様々な課題の解決を「ひとごと」とせず、市民と本市が共に「自分ごと」、「みんなごと」と捉えて協働するまちづくりを推進するため、広く市民の皆様から、京都がもっとよくなる、もっと住みやすくなる、まちづくりの取組提案を募集し、「まちづくり・お宝バンク」に登録・公開するとともに、提案の実現や市政への反映に向け、多彩な市民力・地域力を活かした、きめ細やかなサポートを行っています。

(設問)
次の(1)(2)について、あなたの考えを述べてください。ただし、解答は、900字以内とします。

  1. 新型コロナウイルス感染症に対する本市の取組として、具体的にどのような取組が必要だと思いますか。以下から1つの分野を選び、その分野の取組について述べてください。
    <分野> 環境・文化・経済・観光・福祉・子育て・教育
  2. 異なる立場の方々が対話・連携し新たな行動を生み出していくには何が大切か、あなた自身の経験をもとに述べてください
2019(令和元)年度

SDGsは、「誰ひとり取り残さない」を理念として、気候変動、自然災害、生物多様性、紛争、格差の是正などの国内外の課題の解決に向けて、国連で採択された全世界で取り組む持続可能な開発目標です。2030年までの目標達成に向けて、政府だけでなく、地方自治体や民間企業等も取り組むこととされています。京都市は、日本経済新聞の「全国市区・サステナブル度・SDGs先進度調査」において、全国815市区中、首位となりました。急速に人口減少や高齢化が進み、より効率的で水準の高い施策・事業を迫られている中、一人一人を大切にする子育て支援、教育、福祉、人権、公共交通、環境、防災、減災などの取組が、「経済」・「社会」・「環境」3分野において高く評価されたものです。今後もSDGsの達成に向け、「経済」、「社会」、「環境」、「健康」、「福祉」、「教育」、「防災」などの分野で、持続可能なまちづくりを進めていく必要があります。

(設問)
次の(1)(2)について、あなたの考えを述べてください。ただし、解答は、900字以内とします。

  1. SDGsの理念に基づく本市のこれまでの取組について、あなたが最も評価できるものを1つ挙げて、その理由を説明してください。
  2. (1)の分野にかかわらず、あなたが本市の政策担当者として、SDGs達成への課題解決に向けて取り組んでいきたい内容について、述べてください。
2018(平成30)年度

仕事は、暮らしを支え、生きがいや喜びをもたらすものですが、同時に家事・育児、近隣との付き合いなどの生活も暮らしに欠かすことができないものです。内閣府によると、仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)が実現した社会とは、「国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」と謳われています。京都市では、ワーク・ライフ・バランスの考え方を更に一歩推し進め、「真のワーク・ライフ・バランス」を提唱しています。その特徴は、「ワークとライフの時間配分」だけでなく、「地域・社会への参加・貢献」に重点を置いていることです。このような考え方の下、市民ひとりひとりがライフスタイル・ライフステージに応じて「真のワーク・ライフ・バランス」を実践していくための環境整備、普及啓発・情報発信などを進めるとともに、京都市職員の働き方改革を推進しています。そこで、次の(1)(2)について、あなたの考えを述べてください。ただし、解答は、900字以内とします。

  1. 「真のワーク・ライフ・バランス」の実現のために、個人や家庭においてできること、企業・職場において取り組むべきこと、また行政において主導すべきことなど様々な取組が考えられますが、あなたはどのような取組が必要だと思いますか。例を挙げて述べてください。
  2. あなた自身が、仕事と、家庭生活や趣味の活動・地域活動などの私生活との調和を実現させるために、これから社会人として実践したいことを述べてください。
2017(平成29)年度

京都市では、「成熟した都市文化を基盤に新しい文化を創造し続けるまち」を目指して、平成29年3月に「第2期京都文化芸術都市創生計画」を策定しました。京都の文化芸術、有形無形の文化遺産は、衣食住をはじめとした暮らしの中に溶け込み、根付いています。京都市ではこの計画の中で、「暮らしの文化や芸術に対する豊かな感受性を持った人々を育む」ことを方向性の1つに掲げ、まち全体の文化力の向上に取り組んでいます。そこで、次の(1)(2)について、あなたの経験や考えを述べてください。ただし、解答は、900字以内とします。

  1. 文化芸術にまつわる、あなた自身の経験を述べてください。なお、ここでいう文化芸術とは、建築物など目に見えるものだけでなく、食文化やスポーツ文化をはじめ、衣・食・住、慣習、地域活動など多様な文化を指し、また伝統的な文化芸術だけでなく、現代芸術を含む幅広い文化芸術を指します。また、題材とする経験は、京都に関係するものでなくても構いません。
  2. (1)の経験を踏まえて、「暮らしの文化や芸術に対する豊かな感受性をもった人々」を育むため、京都市が取り組むべき方策について、あなたなりの考えを述べてください。
2016(平成28)年度

次の2問のうち、いずれか1問を選択解答

<1 観光客増加と外国人観光客マナー>
平成27年の訪日外国人観光客数は、1,973万7千人に達し、過去最高を記録する中、京都にも多くの外国人観光客が訪れています。一方で、外国人観光客の増加に伴い、生活習慣の違いなどから生じるマナー問題が課題となっており、京都市では外国人観光客に日本・京都の文化や生活習慣を正しく理解していただくための啓発活動に取り組んでいます。そこで、前述の状況を踏まえ、次の(1)(2)について、あなたの考えを述べてください。ただし、解答は、900字以内とします。

  1. 外国人観光客のマナー問題について具体例を挙げ、どういった点が課題であるかを述べてください。
  2. (1)の課題点を踏まえ、外国人観光客数の更なる増加と、市民生活との調和に向けた、「効果的な外国人観光客へのマナー啓発」について、あなたなりの方策を述べてください。

<2 子育て環境の整備>
京都市では「子育て・教育環境日本一・京都」に向けて、子育て支援施策の充実を進めており、保育所の待児童問題については、関西の政令指定都市で初めて、2年連続で「待機児童ゼロ」を達成しています。一方で、「兄弟姉妹で同じ保育園に預けられなかった」「通勤に不便な保育園しか空きがなかった」など、親が希望する保育所に入所できないという声もあります。厚生労働省の待機児童の定義では、「特定の保育所などを希望し、他に入所可能な場所があるのに利用を辞退した」「親が求職活動を休止した」といったケースは待機児童に含まれないため、潜在的な待機児童が存在しているとの指摘が全国的にあります。そこで、前述の状況を踏まえ、次の(1)(2)について、あなたの考えを述べてください。ただし、解答は、900字以内とします。

  1. 保育所の待機児童について、どういった点が課題であるかを述べてください。
  2. (1)の課題点を踏まえ、保育所の「待機児童ゼロ」の継続に留まらず、子を持つ全ての親が子育てをしやすい環境の整備に向けて、あなたなりの方策を述べてください。

上級 Ⅰ(一般方式)

  • 問題形式:作文
  • 試験時間:40分
  • 文字数:600字以内

一般事務職(行政)

2024(令和6)年度

最近5年間で、直面した困難を乗り越えた経験とその経験から学んだことを、具体的なエピソードを交えて述べてください。

2023(令和5)年度

直近5年間であなたが最もストレスを感じた出来事と、その出来事にどのように対応したか、具体的に述べてください。

2022(令和4)年度

あなたにとって働くこととはどういうことかとそのような考えに至った具体的なエピソードを交えて述べてください。

2021(令和3)年度

最近5年間で、失敗した出来事と、その失敗に対してどのように対処したか、また、同じ失敗をしないように心がけていること。

2020(令和2)年度

最近5年間で最も後悔したことと、その前後でどのように自分の行動が変わったか述べよ

2019(令和元)年度

最近5年間で、他者との関わりの中で自分が成長できたと思えることと、それを活かして、現在取り組んでいること

2018(平成30)年度

最近5年間で、困難を乗り越えた経験と、その経験から学んだこと

2017(平成29)年度

最近5年間で、失敗して最も悔しかったことと、その経験から学んだこと

2016(平成28)年度

最近5年間で、人との関わりの中で苦労したことと、その経験から学んだこと

2015(平成27)年度

最近5年間で、最もプレッシャー又はストレスに感じた出来事と、その場面をどのように乗り越え、その経験から何を学んだかについて

2014(平成26)年度

最近5年間で、他人から注意を受けた自らの行動と、その後の対処について

2013(平成25)年度

最近5年間で、失敗したと思う出来事と、その経験を今後どのように活かしたいかについて

2012(平成24)年度

最近5年間で、最も後悔したことと、その経験から学んだことについて

2011(平成23)年度

最近5年間で、他者と協力して成果を得た出来事と、その経験から学んだことについて

2010(平成22)年度

最近5年間で、身近な人との関わりから学んだことについて

2009(平成21)年度

自分が成長できたと感じる出来事について、例を挙げて述べてください。ただし、5年以内の出来事とします。

2008(平成20)年度

これまで最もつらかったことと、それをどのようにして乗り越えたか

上級 Ⅰ

  • 問題形式:作文
  • 試験時間:40分
  • 文字数:600字以内

一般事務(福祉)

2023(令和5)年度

10年後、京都市職員としてどのような働き方をしていたいか、また、そのような考えに至った理由を自身の経験を交えて述べてください。

上級 Ⅱ

  • 問題形式:作文
  • 試験時間:40分
  • 文字数:600字以内

一般事務職(行政)

※ 上級 Ⅰ(一般方式)と同一問題

中級

  • 問題形式:作文
  • 試験時間:50分
  • 文字数:600字以内

一般事務職・学校事務職・消防職・一般技術職・免許資格職

2024(令和6)年度

自分らしさが最も出た事柄と、その結果から学んだこと

2023(令和5)年度

初めて会う人と接する際、私がいつも心がけていること

2022(令和4)年度

あなたが自分自身について、改善したいと考えていることを挙げ、改善のために、どのような努力をしていくか具体的に述べよ。

2021(令和3)年度

最近3年間で、他者と協力してやり遂げた経験と、その経験から学んだこと

2020(令和2)年度

最近3年間で勇気を出して挑戦したことと、その経験から学んだこと

民間企業等職務経験者

  • 問題形式:経験作文
  • 試験時間:40分
  • 文字数:600字以内

一般事務職(行政)

2024(令和6)年度

これまでの職務経験の中で、最も困難であった業務内容を一つ挙げ、その業務にどのように対処し、周りからどのような評価を得たのかも含めて、具体的に述べてください。

2023(令和5)年度

過去7年間の職務経験の中で、あなたが最も組織に貢献した業務内容を一つ挙げ、そこで周りからどのような評価を得たのか具体的に述べてください。

2022(令和4)年度

あなたがこれまでに、上司や先輩等から、職務上、改善を要する点について助言・指導を受けた事柄をひとつ挙げ、その後あなたがどのように行動したかを具体的に述べてください。

2021(令和3)年度

過去7年間の職務経験の中で、あなたが組織の中心となって業務を改革した経験を挙げ、そこでどのような役割を果たしたのか具体的に述べてください。

2020(令和2)年度

過去7年間の職務経験の中での失敗事例を1つ挙げ、その原因と、そのときあなたがどのように対処したかについて具体的に述べてください。

2019(令和元)年度

直近7年以内の職務経験の中で、最も成果を挙げた仕事内容を挙げ、その成果を挙げるまでに、どのように行動したか具体的に述べてください。

2018(平成30)年度

過去7年間の職務経験の中で、最も困難であった出来事を挙げ、その場面であなたがどのように行動し、その経験から何を得たか述べてください。

2017(平成29)年度

これまでの職務経験の中で、他者と接するときに最も心掛けたことと、その具体的なエピソードを挙げ、そのことから何を得たか述べてください。

2016(平成28)年度

直近7年以内における職務経験の中で、業務の改善が必要と感じた事例を1つ挙げ、その改善のためにあなたが行ったことを述べてください。

2015(平成27)年度

これまでの職務経験の中で他人から注意を受けた事柄を1つ挙げ、その後あなたがどのように対処したか述べてください。

2014(平成26)年度

これまでの職務経験の中での失敗事例を1つ挙げ、その原因とそのときあなたがどのように対処したか具体的に述べてください。

2013(平成25)年度

あなたの職務経験に関して、次の3つの事項に分けて論文を作成してください。

  1. あなたが職務を遂行する上で、他社と接するときに、最も心掛けていることについて具体的に述べてください。
  2. これまでの職務経験の中で、目標を掲げ、成果を挙げたことについて、あなたの担った役割も含めて具体的に述べてください。
  3. これまでの職務経験の中で、最も困難であった出来事を1つ挙げ、その原因と、そのときあなたがどう対処したかについて具体的に述べてください。
2012(平成24)年度

あなたの職務経験に関して、次の3つの事項に分けて論文を作成してください。

  1. これまでの職務経験の中で、自ら業務の改善を図るなどして成果につながった出来事について具体的に述べてください。
  2. これまでの職務経験の中で、自分が最も成長できたと感じる出来事について具体的に述べてください。
  3. これまでの職務経験の中で、最も困難であったことと、それをどのように克服したか具体的に述べてください。
2011(平成23)年度

あなたの職務経験に関して、次の3つの事項に分けて論文を作成してください。

  1. あなたが職務を遂行する上で、最も心掛けていることについて述べてください。
  2. これまでの職務経験の中での失敗事例を1つ挙げ、その原因と対処について具体的に述べてください。
  3. これまでの職務経験の中で、最も成果があったと思う仕事を1つ挙げ、あなたの役割や成果につながった行動について具体的に述べてください。
2010(平成22)年度

あなたの職務経験に関して、次の3つの事項に分けて論文を作成してください。

  1. これまでの民間企業等での職務経験を通じて得られた自分の強みについて書いてください。
  2. これまでの職務経験の中で、自分で工夫するなどして成果につながったことを具体的に書いてください。
  3. これまでの職務経験の中で、最も困難であったことと、それにどのように対処したかを書いてください。

民間企業等職務経験者(ICT・デジタル枠)

  • 問題形式:経験作文
  • 試験時間:40分
  • 文字数:600字以内

一般事務職(行政)

2024(令和6)年度

過去7年間の職務経験のなかで、ICTに関する専門性を発揮し、最も組織に貢献した事例を1つ挙げ、あなたが果たした役割と、そこで周りからどのような評価を得たのか具体的に述べてください。

2023(令和5)年度

過去7年以内のICTに関する職務経験のうち、失敗事例を1つ挙げ、その原因と、そのときあなたがどのように対処したかについて具体的に述べてください。

2022(令和4)年度

過去7年間の職務経験の中で、ICTに関する技術や専門性を発揮し、業務の改善を図った出来事について、あなたの担った役割も含めて具体的に述べてください。

2021(令和3)年度

過去7年間の職務経験のうち、技術的に最も困難と感じた職務内容とその理由、また、それをどのようにして乗り越えたかを、それぞれ具体的に述べなさい。

2020(令和2)年度

過去7年間の職務経験の中で、あなたが最も専門性を発揮し、成果を挙げた事例について具体的に述べてください。

青年海外協力隊等活動経験者

  • 問題形式:経験作文
  • 試験時間:40分
  • 文字数:600字以内

一般事務職(行政)

2021(令和3)年度

青年海外協力隊等における活動経験の中で、他者と協働して課題を克服した経験を挙げ、そこでどのような役割を果たし、何を心がけていたか具体的に述べてください。

2020(令和2)年度

青年海外協力隊等における活動経験の中での失敗事例を1つ挙げ、そのときあなたがどのように対処したかについて具体的に述べてください。

障害のある方を対象とした試験

  • 問題形式:作文
  • 試験時間:40分
  • 文字数:600字以内

一般事務職(行政)・学校事務職

2024(令和6)年度

・6月試験
自身の成長のために努力していることを、あなたの具体的な経験を交えて述べてください。

・9月試験
他者と良好な関係を築くために日頃から心がけていることを、あなたの具体的な経験を交えて述べてください。

2023(令和5)年度

・6月試験
周囲の人から信頼されるためには、どのようなことが大切か、あなたの具体的な経験を交えて述べてください。

・9月試験
他者と協力して物事を進める際に、心がけていることについて、あなたの具体的な経験を交えて述べてください。

2022(令和4)年度

・6月試験
「最近5年間で自分らしさが最も発揮できたとき(こと)」と、自分らしいと感じる理由について、具体的なエピソードを交えて述べてください。

・9月試験
身近な人との関わりから学んだことと、それを自分にどのように活かしているか。

2021(令和3)年度

・6月試験
最近5年間でチャレンジしたことと、その経験から学んだこと

・9月試験
最近3年間で、自分らしさが最も発揮できた経験とその理由

2020(令和2)年度

・6月試験
最近5年間の経験から日常生活の中で物事に取り組む際に心がけていること

・9月試験
最近3年間で成長できたと感じた出来事と、その経験から学んだこと


(引用:京都市HP